CG制作の相場っていくらなの??

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突然ですが、皆さんはCG動画制作の相場をご存知でしょうか?
多くの方に知られていないことだと思います。
以前、「研究者のイラストレーションの実態」についての記事で制作費用が、かなり安く想定されていることを書きました。


サイエンスイラストレーションがまだ未発達な日本において、研究者がイラスト依頼をすること自体が珍しいため、無理もありません。


そこで今回は、イラストレーションの中でも特にC見栄えを求めるCG制作の費用について、さらに詳しく言及してみようと思います。


結論としては、業界全体で画一化された料金体系などはありません
色々言っておいて何を言ってるんだ?とツッコミが入りそうですが、実際そうなんです。
というのもCG制作と一括りで言っても、科学・医療・アニメ・CM用途など仕様が様々であるため全てにおいて当てはまる相場というものはありません。


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ただし、分野ごとに目安のようなものはあります。
例えばある映像制作会社では「1分=¥100万」という目安を提示しています。
これはあくまでも最安値であり、より専門性を求められる内容であれば
「1秒=¥3万~4万」というのがだいたいの感覚です。
値段に幅があるのは、動画中の表現の複雑さによって値段が変動するからです。


これが医療用途CGになると、「1秒=¥4~5万」という値段になっていきます。
医療用途CGに間違った表現が盛り込まれた場合、医療ミスの発生に繋がる危険性があります。
医療用途が高くなる原因として、万一の為に制作会社側が保有する保険への費用も盛り込まれているようです。いずれにせよ、各分野の制作会社が定める目安の中で取引している状態です。


ちなみに僕が普段扱っているScience CGですが、使用用途やクオリティーによって値段を定めています。秒単位ではなく、最安値を提示して分かりやすくしています。


①日常グレード(内部共有資料や学会発表用) ¥6万~
②発表グレード(学会発表や外部説明資料など) ¥15万~
③出版グレード(ホームページ、メディア使用など) 個別にご相談(多くの場合、¥3万~4万/秒)
 最低でも¥30~40万はするイメージです。



静止画についても同様にクオリティーで値段を決めています。やや高いと思われるかもしれませんが、質だけは保証しています。


またこれも知っておくと便利ですが、CGは登場する物体(オブジェクト)の数によって値段が変化していきます。制作工程において、デジタル上での3D物体の形状構築(モデリング)は最も時間を要する作業になるためです。ですので、伝えたい内容に対して「最低限の物体の使用で十分に説明動画に足り得る」を目指すのが値段を考える時の肝になったりしています。この点については、いつもお客さんとのやり取りで詰めています。


如何でしょうか?この記事を読まれる前後で制作費用に対する印象がガラリと変わったかと思います。
極端な話ですが、これを踏まえると「ハリウッド映画の制作費用が〇億円」という話も頷けるのではないでしょうか。

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